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公孫丑篇 十九章②

宣王が「これからも引き続いて、先生にお会いすることはできますでしょうか」と問うたのに対し、孟子が「是非にとお願いしなかっただけで、もとよりそれは私も願っていることです」と答えたので、数日後、王は家臣を呼んで、孟子を引き留めるように依頼します。

【訓読文】

他日、王は時子(じし)に謂いていわく「我、国(みやこ)に中(もなか)にして孟子に室(いえ)を授け、弟子を養うに万鐘(ばんしょう)を以てし、諸大夫・国人(こくじん)をして皆、式(きょうしょく)する所あらしめんと欲す。子(し)、蓋(なん)ぞ我が為に之を言わざる」。

時子、陳子(ちんし)に因(よ)りて、以て孟子に告げしむ。

【現代語訳】

他日、王は時子(じし)にいわれた。「余は、都の中心に孟子のために邸宅を与え、弟子たちの養成費として一万鐘(しょう)の扶持し、大夫や国人(こくじん)たちに孟子を手本とするよう、敬わせたいと思う。どうか余のために、このことを話してきてはくれまいか」。

時子は、孟子の弟子の陳子(ちんし)にたのんで、孟子に王の言葉を伝えた。

国は国都のこと、すなわち、斉(せい)の都である臨です。鐘(しょう)は、禄高を測る単位ですが、どのくらいの容積かよくわかりません。いずれにせよ、一万鐘は大変高い禄高に違いありません。式(きょうしょく)とは、尊重して手本とする意です。陳子(ちんし)は、孟子の弟子の陳臻(ちんしん)です。

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